在りし日の小次郎
暑いさかりであるが、前の冬は寒く、路面が凍っていることも多かったせいか、滑ってバレリーナのようにハアッという感じで(時には、ウォッと声を出して)、手でバランスを取って、こけるのを防いでいるオジサンをたくさん見かけた。
テレビでもよくそういう風景が流れていた(特に、東京に1センチ雪が積もると、未曾有の大災害のように報道されていた。雪国の人はあれを見ていてむかつかないだろうか。東京よりは雪が多い地域に住んでいる私はむかついていた。1センチくらい我慢せんかい、という感じである)。
今年は雪の多い地域に雪がある時に出張が何度かあったが、札幌で修習していたため、雪道の歩き方は慣れている。
雪道や凍った道では、後ろに体重をかけて歩いてはいけないのである。前に重心をかけていれば、こけても手と膝をつくくらいで済むが、後ろにこけると頭を打つ危険もある。
歩幅もちょこちょこと歩く。大股で歩くとこけるもとである。
今は、雪は降らないだろうけど。