在りし日の小次郎
休日に庭で葉巻を吸っていると、雨が降り出した。
雨は、かなり強く降り出している。
鳥が、けたたましく鳴いている。
電線にとまっている鳥が、仲間の鳥に向かって鳴いているようである。
しばらくして、雨脚が強くなると、鳥たちはどこかにいってしまった。
鳥もある程度の雨であれば、羽毛が雨をはじくのだろうが、一定の雨あしになると、雨が身体を冷やしてしまうので、どこかに飛んでいくのだろうか、と思った。
実際のところはどうなのだろう。
本能で、「これ以上はダメだ」という雨脚があるのだろうか。
渡り鳥などは雨が来たらどうするのだろうか。雲の上を飛ぶのか。
どうでもいいといえばどうでもいい話である。