在りし日の小次郎
何度も何度も行っている焼肉屋に入ろうとしたところ、あまり今まで見たことがない店の人間が出てきて「予約は?」とぶっきらぼうに言われ、「してないですが」と答えた。今まで予約などして行ったことはないし、いつも入れていたからである。
そうしたところ、そのオッサンは、「それはムチャやな」とぼそりと一言。
「けっこうですわ」と私は店を出た。
おそらくその日は予約客でいっぱいで、余裕もあったのであろうが、こういう対応はよくない。
以前に書いた儲かっている時に態度が大きかったが、後にへいこらしてきた寿司屋といっしょである。
二度とこの店には行かないことにした。
ここの店で盛大に宴会もしたことがあるし、こういう対応がなければこれからも通っていたと思うので、それを累計すれば、相当な額になったであろう。
こうして、店は客をなくしていくのである。