在りし日の小次郎
最近の若手弁護士は、自分を批判されると過剰反応するという話を聞いていたが、やはりそのようである。
誤った(相手方弁護士が懲戒請求を受けうるようなひどいもの)[訴訟活動をしようとする弁護士がいる場合、直接いうと角が立つので、そういう時は裁判所を通じて注意をしてもらうようにしている。裁判所も私のいうことが正当であるので、裁判所から相手方弁護士に注意を入れるようである。
裁判所が、その際、私からの意見があってこのようにしていると言っているかどうかはわからない。
その結果、撤回した時でも、「こちらは本当は撤回する必用はないが、仕方がないので撤回したのだ。恩に着ろ、エヘン。」のような文書をわざわざ送ってきたりする弁護士が多い。
どうしてこんなにおかしい活動をするのかと思い期を調べてみると、登録1年目とか2年目とかの超新人が多い。
一応私はこの仕事を18年してきているので、ロースクールを出て、1年か2年かしか経験がない弁護士と比べてみれば、当然裁判の経験年数も多いので、若手弁護士からそんなに偉ぶられるいわれはない。
大人げないといわれるかもしれないが、こんな文書が来た時には、びしっと正しいあり方を述べさせてもらうことにしている。
まあ、タフぶるやつほどタフではないので、自信がないことのあらわれであろうが、勉強させてもらってありがとうございましたくらいの気持ちでいて欲しいものである。
ベテランが、常に正しい訳ではないが、私の指摘は裁判所の容れるところとなっているので、そのあたりで若手弁護士は自分の誤りに気づいて欲しいものである。