読書日記「百年の孤独」
そこそこ空いている電車で、ボックスの座席(向かい合って4人かけるところを言っています)を独占している若い男がいた。座席にだらっと座り、足を高く組み、鞄を横に置いている。
こういう座り方をされると、鞄を置いた横の席には座れないし、男が座っている向かいの席にも足を高く組まれているので座れない。
髪の毛を長く前にたらし、髪の毛を時折掻き上げながら座っていた。
まあ、私は空いているので違う席に座っていたのだが、本質的にこういった男性は嫌いである。
次の駅に着いて、オバサン(多分60代くらい)が2人乗ってきた。
オバサンたちは、その若者の座っているボックスに行き、「お兄ちゃん、足邪魔やし、座れへんがな」といって、ぐいぐいと若者の向かいに1人入り、もう1人のオバサンも、そのオバサンの隣に座り込んだ。
若者は足を押され、仕方なくこじんまりと座りなおしていた。
オバサンの方を睨もうとしたが、オバサンはその頃には既に自分たち2人の世界。
「いやー。これな。あんたにあげよ思って持ってきてん。昆布。あんたこんなん好きやろ。」
「いやー。ありがとう。私もあんたこんなん好きか思て持ってきてん。タクアン。」
「いやー。ありがとう。」
…と続くのだが、オバサンりパワーはすごいわ、と1人おかしかったのであった。
以上。