読書日記「百年の孤独」
小さい頃、時々緑色の点々が視界に見えてくるようになり、そのうちに視野が真緑で何も見えなくなるということがあった。
時間が経てば消えるのだが、自分の目はどうにかなっているのではないかと怖くなったものである。
今となっては、それが何であったか分からないし、小学校の高学年になるとそういった症状もなくなったので、気にもしなくなったのであるが、あれはいったい何だったのであろうかと思う。昼の明るいところで、視界が緑色で覆われて何も見えなくなるのである。
症状はもう30年以上出ていないのであるが、時々思い出しては不安になるのである。
確か母親に一度いったが、「生きていたらそんなこともあるわ」で済まされた気がするのである。