読書日記「百年の孤独」
依頼者が遅刻してきた時に、私からいうと祖父にあたる筋の(本当の祖父じゃなく、子弟関係という意味で)大先生(故人)は、「弁護士は忙しいや。出直して来い。」と怒鳴って、追い返していて、その後相談がなかったとしてもかまわないという態度で臨んでいたと聞いたことがある。
遅刻するとしても、携帯が普及しているので、電話連絡をくれたらいいように思うが、そういうこともせず遅れられる場合がある。
遅刻しても謝罪もない。
繰り返される場合、私は一応いうことにしている。
私が今住んでいる地域では、集合時間に人が来ることはまれで、私が生まれ育った町からすると、ずいぶんのんびりしている。遅刻される人も日常の生活では時間どおりしていないし、それで問題も起こらないので、そうしているものかと思う。
しかし、ビジネスの世界では時間を遵守するというのは、当たり前のことなのである。
依頼者が遅刻してきた場合、その後に他の予定を入れていることもあり、前が遅れられたからといって、後の予定をずらすことは基本的にせず、遅刻した人の相談時間を削らせてもらっている。
少し話が発展するが、だいたい、事務局の面接でも、いかに面接して感じがよくとも、遅刻してきた人はその時点でアウトである。
私自身も裁判にもだいたい早めに行くようにしている。
20人の会合で、1人が5分遅刻したとすると、それは5分×20で、100分の遅刻と同じことだと何かに書いてあったが、正にそうである。
時間にルーズな人は信用されなくとも仕方がないと思っておいた方がいいのである。