読書日記「百年の孤独」
システム金融というのは、高利のヤミ金融のうち、手形とか小切手を利用して貸金を回収する類型のことをそう呼ぶ。違法金融であることは間違いがない。
なんでシステム金融と呼ぶかというと、後ろでこうした金融はつながっていて、一社から借りると、次々にファックス等が来て、借り入れを勧誘されるシステムになっているからである。
昔は、お金を借りると、バッタモンのルイヴィトンのカバンが送られてきて、後で業者と交渉するときには、「貸し金もあるけど、一部はカバンの売買代金やがな」と居直って、高利ではないというようなアホなやりとりをしていたものである。そのため、システム金融にひっかかった人の店には、大量のバッタモン商品が残ることになる。もちろん、ただ同然のくず商品である。
借りたが最後、不渡りを出すのが怖い経営者は、金をかき集めて、借りた金の数倍、数十倍の返済をせざるを得なくなることが多い。
当座の現金ほしさに借りたが最後、泥沼にはまるのである。
だいたい裏でつながっているので、一回しか借りていないところであっても、前の違う名前で貸した分で回収しているので文句をいわないことが多い。ただ、その同一性の確定はなかなか難しいが。
システム金融については、やり方が分からないとして、敬遠する若手弁護士が多い。
私はもう何件もやっているので、ノウハウもかなりあるが、一回引き受けると、電話対応が大変なので、同時に何件も受けるということは出来ない。
たぶんみなノウハウがないのでやらないのであろうと思うので、今度講義をしようかと思っている。
ノウハウはここでは明かせません。あしからず。