読書日記「百年の孤独」
11月末までに届くように、余裕をもって注文した(つもりの)私。
注文受付メールが届いたが、そこには、「発送までには、7~10営業日(土日祝日はのぞきます)いただいております。」とあった。
なにいいいいいい。
カレンダーを見つめる私。
がああああん。
土日を入れたら発送されるとしたら12月になってしまうではないか。これではシールが貼れない・・・。
11月末を過ぎても自転車は届かず、仕方なく今までの自転車にシールを貼る私。
結局、新しい自転車が届いたのは12月を少し過ぎた時であった。しかも、特大の段ボールに入れられて。
段ボール持ち帰りサービスくらいはあるのかと思ったが、それもなく、休みの日にカッターでキコキコと段ボールを切りはがす私。その中からは、6段変速という機能を備えた自転車が出てきたのであった。
段ボールをゴミに出せる程度の大きさに切ったり折ったりしへとへとになりながら、新しい自転車に試乗したところ、細かくペダルの重さが調整出来る。さすが6段変速である。
前の自転車に貼ってあるシールは剥がすとびりびりになりそうなので、駐輪場のオジサンに、「自転車を新しいのを買ったんやけど、今貼ってあるのを目の前ではがすから、新しいシールが欲しい」としごくまっとうな要求をしたのであるが、オジサンからは、「剥がして、次の自転車に貼ってください。もしそれで貼れないような状態になったらそのシールを持ってきて、新しい自転車に乗ってきてくれたら再発行します」という主張であった。
なんでそんなことになるねん、と思い、いつもの調子で自己の主張を縷々述べようかと息を吸い込んだが、そこでハタと気づいた。
この駐輪場は公営のものであり、障害者の方々が数多く雇用されている。
彼らは、たぶん上からそう言われていて、議論をこのオジサンとしてもきっと同じことの繰り返しだし、私があまりなことを言って傷つかれて、社会での中の自立を妨げてもいけないであろう。私は折れた。
やむなく、自宅に戻りシールを剥がすと、やはりシールは少し破れたし、粘着力もなくなっていた。
なんとなく、もう一枚くださいというのも面倒になり、上から透明のガムテープを貼ってシールが見えるようにして通勤している。
ちなみに、新しい自転車は、「4」でスピード、ペダルの重さともに完璧である。