物事の節目と義理

中隆志

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 私のボスは、物事の節目に必ず義理を果たす人であったし、今もそうであるので、私も性格的なこともあり、それを見習ってそのようにしている。

 たとえば、送別会などは必ず開いておられるし、祝いごとがあると、必ず花などを贈られる。私もそれを見習っている。義理を欠いてしまったような場合には、埋め合わせをすることも大事であろう。

 これは、祝われる方や送り出される方にも義理が必要である。
 たとえば、祝われているのに、他に行きたいところがあるとか、彼女や彼氏に会いたいからなどという理由で先に帰ってしまうとかというのは、義理を欠くことである。
 他に行きたいところがあれば、他の時に行けばいいし、彼氏彼女にはほかの時に会えばよいのである。いくらそっちの方が楽しいからといって、義理を欠くことをすれば、後々までのその人の評価にかかわってくる。
 義理を欠くことをすると、その後その人は見向きもされないようになるように思われる。
 ボスからはそれを学んだし、私も義理を欠くことをするのも嫌だし、されるのも嫌である。

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