読書日記「百年の孤独」
朝通勤していると、野球の格好をして、集団で自転車をこいでいる中学生の一群がいた。
これから試合なのだろう。
私はその後ろを走っていたが、一人の子の自転車のチェーンが外れてしまった。
すぐにわらわらと10名くらいが戻ってきて、その子のチェーンをみんなで必至に直そうとがんばり始めた。
チームプレーである。
ほほえましく思っていたが、前を行く20台くらいは行ってしまった。私も仕事があるので、そのまま信号のところまで自転車を走らせた。
そうすると、信号のところで付添の先生がどうしたのだという感じで後方だいぶ離れた一群をいらいらして見ていた。
先生に教えてあげた方がいいだろうと、一人の子の自転車のチェーンが外れて、みんなでそれを直そうとしているので遅れていると教えたところ、先生は礼をいうと、一気に子ども達のところに駆けだした。
いやあ、ほほえましい。
チェーンが直って試合に間に合うといいと思いながら、駅に自転車を走らせた。