読書日記「百年の孤独」
小学1年生のクラスの担任の先生が、あるとき恐ろしいことをやり出した。
「左手で字を書いてはいけません。右手で書かないと正しいとめ、はねが出来ないから」ということであった。
なんてムチャクチャなんだろうか。
しかし、その時はいたいけな6歳児であった私は、「右利きでよかった」と右利きであることに喜びを見いだしていた。
左利きの子らは、クラスに数名であったと思うが、泣きながら前に呼び出され、黒板に右手で字を書かされるのである。
ああ、虐待。
今にして思えば、気分次第で人を殴って来る教師や、今から思うとエロ眼で女子生徒を見ていたオジサン教師とか(最近は女子学生にわいせつ行為をしてよく発覚しているが、あれは昔からあったのではなかろうか)、言うことがその場その場で違う教師とかムチャクチャな教師がたくさん居たもんである。
当時はまだ小さかったので、そんなことを思いもしなかったし、先生というのは物凄く優秀で頭がいい聖人のような人と思っていたが(まあ小学生くらいまでか)、今にして思うと、ひどい教師もたくさん居たと思うのである。
私はおちこぼれだったとあるとき中学校の国語教師が言っていたことがあったが、今にして思うとあれは謙遜でなかったのかもしれない。
もちろん、素晴らしい方もいたが。