読書日記「百年の孤独」
成年後見人を家裁から選任されて任務を遂行している中で、後見人に本人名義の預金を変更したり、よくわからなくなっている財産などのことで金融機関等に問い合わせをすることがある。
事務員に問い合わせをしてもらうのだが、その問い合わせ結果を報告してもらい、指示を出す。
しかし、中には、たぶん問い合わせを受けた担当者が適当に回答をしたという回答がメモで渡される時がある。
そんなときには私が直接電話をかけて、担当者を一つ一つ納得がいくまで追い詰める。
先日は保険の内容を教えてもらうのに、遠方の金融機関の窓口まで直接来所してもらわないと回答出来ないというものがあったので、「この根拠は?」と一つ一つ詰めていくと、電話の向こうで担当者の声が震えだして、結果、どこの窓口でもオッケーであるということに最終的にはなった。
責任をもった回答をして欲しいものである。
私は職業柄、制度上や趣旨からして対応がおかしいと思うと、その理由を納得がいくまで問い詰めるので、事なきを得たが、これが一般の人が後見人をしているケースであったなら疑うことなく遠方の窓口まで行ったことであろう。
分からないならいったん保留して、分かる人に問い合わせをして責任をもった回答をして欲しいものである。