読書日記「百年の孤独」
私は基本的に夜遅い打合はしない。
色々と先輩弁護士に聞いたからである。
複数でする場合はともかく、1対1だと、相談者や相手方と険悪な雰囲気になることもあり、帰ってくれないこともあるからである。
弁護士は神様ではないので、いくら相談を受けても要望に応えられないことがある。
証拠が足りない、収入が足りない等、本人が希望する手続が出来ないこともしばしばである。
事務所の売上だけを上げることを考えれば、引き受けて、失敗した時に、「ほら言ったでしょう」で弁護士側は済むのだが、そんな仕事の受け方はしたくないし、倫理的にすべきではない。
最後に困るのは相談者なので、相談者の為に最善と考えることをアドバイスする。
しかし、相談者の主観とこちらが最善と考えることが一致しないこともあるのである。
また、相談者が異性の場合も注意が必要である。
夜遅い時間に密室で2人切りというのはあまりよいシチュエーションではない。
先輩弁護士からこのあたりでも昔色々な話を聞いた。
相談の入れ方にも注意が必要なのである。