読書日記「百年の孤独」
弁護士会の市民窓口や、現在依頼している弁護士、あるいは解任した弁護士に対する苦情として多いのが、「連絡がつかない」である。
事務所には事務員さんがいる為、事務員さんに伝言は出来るが、弁護士からは電話がないというものである。
多くは一人でしている弁護士に多い。
私は独立開業をするとき、事務員一人では私自身が出ていることも多い為、事務員が外回りなどに行った時に事務所で電話を受けられるよう、アルバイト職員を採用した(後に正社員となったが)。途中、電話が全く鳴らずに冷や汗をかいたこともあったが(最近も暇で会務の仕事はあるが私自身の仕事はあまりないのであるが)、やはり連絡がつくようにしておくということは大事なことだと思う。
今は弁護士も3名いるため、どの弁護士にも連絡がつかないということもないし、私自身のポリシーとして依頼者からの電話は真っ先にレスポンスをすべきと思っているので、依頼者から連絡があれば、出来るだけ早く回答を返すようにしている。依頼者あっての弁護士だからである。簡単な連絡事項は事務員に依頼することも多いが(日程の調整など)、基本的には中身に関わることは私の口から連絡している。
問い合わせても弁護士は出ずに、事務員から又聞きの話しかなく、自分は事務員さんに依頼したのではなく、弁護士に依頼したのだと怒っておられる人も割合いるものである。そうした事務所の事務員さんはいつも依頼者と経営弁護士との間に板挟みになって気の毒だと思うのであるが・・。
苦情を聞いていると、弁護士の方から電話がかかってきたことは一度もなかった、と言われることがあり、私自身の感覚からすると驚くのであるが、別件でその弁護士に連絡をして「連絡が欲しい」と数回伝言したり、ファックスしたりしても回答が全くなかったことがあったりすると、やはりそうしう弁護士はいるのだと思わざるを得ないのである。
弁護士からの連絡も出来るだけ早く回答するようにしている。
他の連絡がつかない、あるいはつきにくい弁護士に相談していた依頼者からは、「先生からこんなに早く連絡をいただけるなんて」と言われることがあるが、むしろ私が普通であり、そうした連絡がつかない弁護士の方が異常なのであると思っている。