読書日記「百年の孤独」
弁護士会で会務活動をしていると、文句ばかり言っている人がいる。
他人の批判ばかりしているのである。
そうした弁護士は、積極的に何かが出来る訳ではなく、批判をして自分がさも有能であるかのごとき印象を与えようとしているように見える。
批判は楽である。まずいところを指摘するというのは、もっとも楽な仕事かもしれない。
批判だけしている人はだめで、批判した上、さらに「こうした方がいい」という具体的意見というか反対提案をもっていなければいけないと思うのである。
「では先生はどう考えられるのですか」と聞くと、「いや、ここがおかしいと思うだけで、後は理事者の方で考えてくれたらいいので」と逃げる人がいる。
批判するのであれば、自分で出来るというだけの意見というか反対提案をもっていなければいけない。
他者を批判ばかりしている人は、他人からも認められない。