読書日記「百年の孤独」
借金苦による自殺の相談を聞き、遺族から依頼を受けることがある。
統計でも自殺は減っておらず、2009年度では三万人の自殺者がいると聞いた。
自殺をすると、その周辺で影響を受ける人が3~10人はいるという話も聞いたが、そうすると、自殺によって影響を受ける人は9万人から30万人いるということになる。
精神的な症状は精神科ということになるのかもしれないが、借金のことで死ぬ前に、弁護士のところに相談に来てもらえればと思うが、相談をしてもどうにもならないと思われるのであろうか。
費用が全くない人であれば、一定の要件さえ満たせば法律扶助での破産申立ということもある。ギャンブルなどで借金をしても、裁量で免責される場合が多いし、場合によれば、一部を支払う個人再生という方法もある。
また、場合によれば、本人は破産したいということで、死を考えたこともあるということで来られた事案で、長期に支払っていた為、数百万円のお金を取り戻せたケースもある。
自殺をして、保険金で支払おうという考えの人もいるが、遺族の日々の生活のこともある。亡くなられる方はその前に、やはり弁護士のところに相談に来て欲しいと遺族から相談を聞く都度思うのである。