読書日記「百年の孤独」
少し古いが、2009年度の自殺者が3万人を越えたということである。
自殺をする前に弁護士に相談に来てくれれば・・・という思いがあるが、この報道に接して、その思いをさらに強くする。
借金の問題で死ぬ前に、弁護士のところに来れば解決出来ることは多い。
ヤミ金融も最近はだいぶおとなしくなったし、ヤミ金だからと言って相談できないなどとは思ってはいけない。ヤミ金が全盛期だった頃に弁護士となっていなかった若手弁護士の中には、敬遠する傾向もあるようにも見受けられるが、私はまさにその頃ヤミ金対策PTの座長もしていたので、ヤミ金が入っていても平気で受任できる。私の周りにもそうした弁護士は多数いる。
破産すれば帳消しに出来る場合もあるし、破産をしようと思って相談に来た人が、実は過払いがあり、家が買えるくらいお金を取り戻せたケースもある。
面談をしない事務所の中には、それぞれの事情に応じた深い解決が出来ていないと思われるケースもあるが、個別に面談する弁護士(私も当然そうだが)は、たいてい依頼者が思うより依頼者のことを考えてくれているケースがけっこうある。依頼者のために夜眠ることが出来ない時もあるほどである。
家を残したい人には個人再生という方法もある。
出来る、出来ないの前に一度弁護士に相談に行った方がいい。
私の事務所もそうだが、紹介者がおらずとも聞いてくれる事務所はけっこうある。
自殺した場合、周囲の人は何も事情が分からないし、様々な困難が遺族に待っている。
死ぬ前に、一度弁護士事務所の門を叩いてみてはどうだろうか。
私の事務所も騒然門戸は開いてある。