読書日記「百年の孤独」
最近は中々渓流釣りに行けず、シーズンが終わってしまう。来年の春こそは、渓流釣りに行きたいと最近思っている。
釣りキチ三平を読んでいたころは、イワナやヤマメ(アマゴ)は幻の魚で、深山山奥に行ってようやく釣れるかどうかというような魚であった。
イワナの塩焼きには、当時子どもでそれほど魚が好きでない私もあこがれたものである。
実際に塩焼きにすると、アマゴもイワナもとつてもなく美味い。特に炭火で焼いたものは絶品で、イワナの骨を入れた「骨酒」も絶品である。
乱獲につぐ乱獲で絶滅の危機に瀕したが、養殖技術が発達して、今ではたいていどこの川でも釣れる魚になった。
とはいえ、ネイティブに近いアマゴやイワナは警戒心が強く、中々釣れない。
私が釣りたいのは、発眼卵(受精して、もうすぐ幼魚が生まれることがわかっている卵)を川にばらまいて、その発眼卵から育ったイワナやアマゴである。これだと、幼魚から川で育っているので、ほぼネイティブに近い。
成魚まで養殖されたものは、警戒心が薄く、すぐに釣れるし、いけすの中で育ったので、他の魚と擦れ合ってヒレがすり切れていることが多い。
渓流の解禁日(渓流の資源を保護するために、漁期が決められているのが普通である。違反すると、たいてい条例で罰金刑くらいにはなる)に、横で漁協がどぼとぼと成魚を放流している横で釣り人が群がって何十匹も釣り上げている光景をテレビや雑誌などで見ることがあるが、あれはもはや自然の中での釣りではなく、釣り堀で釣っているのと変わらないであろう。