読書日記「百年の孤独」
先日、京都のある事務所で事務員をしていて、司法試験を志して合格し、今東京で弁護士をしている女性から仕事のしすぎで体調を壊したというメールをもらった。
彼女は女子ラグビーをしていて、体力には自信があったのですが・・・、ということであった。
弁護士の仕事は他の仕事と質が違うので、受けるストレスも質が違う。じわじわと効いてくるのである。体力に自信があっても、体をこわしている人は多い。ややこしい相手方に対して対峙するには、気力、体力が充実していなければならないので、体力は当然だが、精神力も必要である。
1年目は仕事に慣れないので、体調を壊しがちであるといえる。
私も過去にはずいぶんと無理をしてきた。一度事務所の仕事で札幌出張が入っていて、証人尋問であった。札幌まで行く予定は中々取れず、変更はきかないような裁判で、かつ、泊まりであったので、そのときには高校時代の仲のよかった友人が札幌に転勤で居たので、会う約束までしていた。しかし、発熱していて、39度5分の熱があった。
ふらふらになりながら、前日友人と食事をして(熱があることは言わずに)、翌日朝から長い尋問をして帰ってきたが、どのようにして帰ってきたか後に正直なところ記憶がない。
翌日、熱は40度近くなり、医者に行くと、「肺の音がおかしい」と言われ、レントゲンを撮ると肺炎になりかけであった。
入院して点滴をした方がいいと言われたが、入院はいやだとかたくなに拒否をして、一日だけ休み、抗生物質をもらって飲んだところ、これが劇的に効いた。
それまであまり抗生物質のお世話になったことがなかった為であろう。
二日目には熱が38度代になったので出勤して仕事をし、なんとか乗り切ったような記憶がある。
もっとも、親知らずを抜いてからは39度台の熱が出ることはなくなり、たいてい38度台前半くらいでとまっている。親知らずのところに潜んでいるばい菌が扁桃腺を腫らしていたのである。
今はぜんそく持ちだということが判明したので、過労には気をつけているが、ここ一月ほどまともに休めていないので、気をつけなければいけない。
弁護士会の行事が続き、かなりハードであったが、あと4ヶ月、体調を壊さず副会長職をまっとうしたいものである。