読書日記「百年の孤独」
他の事務所の弁護士と、共同で事件を受けることがある。
こちらから依頼する場合(私の事務所の多忙がもっとも多い理由であるが、それほどある訳ではない。特に今は弁護士が三名いるので。)はともかく、他の事務所からの共同受任依頼は気をつけないといけないことがある。
実際に事件を進めてみると、もう一方の弁護士は全く仕事をせず、依頼者への連絡、書面の作成、事件の方向性等、すべてこちらがやらないといけないことがある。このような場合は、それなりにお金にはなるが、自分では出来ないし、他の弁護士と共同受任することによって、半分費用をもらおうという魂胆のことが多いように思われる。私はそのような例はあまりないが、周囲ではまま聞く話である。
私が共同受任している事件では、分担がしっかり双方で決まっていて、双方事件について考えてきて議論をして解決に導いている事件が多い。
費用を半分取りたい人は、事件が解決して何もしていなくとも、報酬はきちんと半分取ったりするのである。
やはり人間ズボラになってはいけないであろう。