読書日記「百年の孤独」
今は犬を飼っているが(パピヨンの小次郎君である)、元々猫党で、母親は今も猫を飼っている(前に飼っていた猫が死んでとてつもなく落ち込んでいたので、数年前妹と私がお金を出し合って子猫をプレゼントしたのである)。
小学校の時に叔母が飼っていたシャム猫が産んだ雌のシャム猫をもらって飼ったのが私が最初の猫である。ちなみに、叔母が飼っていたシャム猫は無茶苦茶凶暴であった。叔母以外はそばに寄らないようにしていたほどである。
この猫は3年ほどで死んだ。外に出て行ってやせ細って帰ってきて死んだのである。最後まで体をさすってやっていたが、死んでしまった。
その後、また叔母が飼っていたシャム猫が純血のシャム猫ではないが、ほぼシャム猫という雑種のオスを産んだので、またもらってきて飼っていた。ちょうど高校受験をする頃で、勉強をしていると膝の上に乗ったり、教科書の上で寝たり、机の棚の隙間に入り込んだりと勉強のじゃまにはなったがかわいいやつであった。
こいつはオスなのに名前をつけずにいたので、「ミー子」と呼ばれていた。
このオスも数年して最初のシャム猫と同じような死に方で死んだ。
ネコとは数年で別れるということが続いた。
その後大学受験と司法試験受験をした時は真っ白な迷い込んできたネコを飼っていた。雨の日にマンションの下でうろうろとしていた子猫を妹が拾ってきたのである。これはたぶんその毛並みからして血統書付きか何かのネコであったろう。
こいつにも相当勉強をじゃまされだか、こいつは割合長生きしていた。確かこいつの名前もミー子であったような・・・。
しかし、さすがに寿命が来て死んでしまった。
その間にシャム猫をくれていた叔母も若くして死んだ。勉強の猫とともにじゃまをしてくれた祖父も鬼籍に入った。
私は猫好きであるが、猫とは縁が薄いようである。
猫が死んだ時の悲しさを思うと、足下で私の足におしりを乗せて座っている小次郎を見ると、長生きして欲しいと思うのである。現在10歳。20年くらいは生きて欲しいものである。