読書日記「百年の孤独」
中国の故事。ある日、野良仕事をしていた百姓が、兎が走ってきて切り株にぶつかり首の骨を折って死んだところに遭遇する。これに味を占めた百姓は、野良仕事を辞めてしまい、切り株を見張って兎を得ようとした話が韓非子に掲載されている。
このことから、頭がかたく、臨機応変の才能がないため時代の進出に遅れることを指す(三省堂 新明解国語辞典、第6版より)。
経営者も同じである。たとえば、周囲でパソコンが使えない弁護士も多いが、時代がパソコン全盛の時代に入っているにも関わらず、パソコンを使いこなせず、また、使いこなせないとしてもその機能がどういうものかも知らず、一時代前の状態のままで経営しているとすれば、時代の変革に乗り遅れるであろう。
長年の経営のうちに、経営者の感覚も固定化してしまい、時代に合わないものになっていることもあるであろう。
常に自省しなければ、敗者となってしまうであろう。
弁護士の業務も同じである。