守株

中隆志

中隆志

 中国の故事。ある日、野良仕事をしていた百姓が、兎が走ってきて切り株にぶつかり首の骨を折って死んだところに遭遇する。これに味を占めた百姓は、野良仕事を辞めてしまい、切り株を見張って兎を得ようとした話が韓非子に掲載されている。

 このことから、頭がかたく、臨機応変の才能がないため時代の進出に遅れることを指す(三省堂 新明解国語辞典、第6版より)。

 経営者も同じである。たとえば、周囲でパソコンが使えない弁護士も多いが、時代がパソコン全盛の時代に入っているにも関わらず、パソコンを使いこなせず、また、使いこなせないとしてもその機能がどういうものかも知らず、一時代前の状態のままで経営しているとすれば、時代の変革に乗り遅れるであろう。

 長年の経営のうちに、経営者の感覚も固定化してしまい、時代に合わないものになっていることもあるであろう。
 常に自省しなければ、敗者となってしまうであろう。
 弁護士の業務も同じである。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

中隆志
専門家

中隆志(弁護士)

中隆志法律事務所

 マイベストプロを見られた新規相談の方は初回に限り30分5500円(消費税込)の相談料を無料にしています。依頼者に対して、連絡・報告・相談を密にすることがモットーです。お気軽にお問い合わせ下さい。

中隆志プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼