読書日記「百年の孤独」
M島君はサッカー部の合宿で奥さんとなるべき人に「こうしてプロポーズした」という話をしていたので、私は西村あさひ事務所のホームページを見てどんなすてきな女性かと見たのであるが、残念ながら「No Photo」であった。ううむ。残念。
今日は実物が見られると思って、それは楽しみにしていたのであるが、披露宴前に撮影をしている二人を発見。ううむ。綺麗な人である。人柄も良さそうである。だいたい私は顔を見たら分かるのだ。ぺこりと挨拶をされる。なぜか照れる私。
目的の大半は達成したのであるが、私の役柄が残っているため、帰る訳にもいかず、数人のサッカー部部員に席を替われと強要するが、いくら主将でもそればかりは出来ないようで、仕方なく主賓席へ。
皆ものすごく頭が良さそうである。私はさほど頭はよくないと自覚しているので、その頭がいいオーラに圧倒される。服装も私から見ると洗練されている。さすが主賓席。
披露宴が始まり、スポットライトを浴びて若い二人が入場。そして主賓席から二人が挨拶。挨拶がうまい。話に自信が満ちているようである。
二人の話が終わり、乾杯の挨拶を頼まれていた私の番である。
だいたい私はこんな正式な場で挨拶をするようなタイプの男ではないのである。しかもスポットライトを浴びている。せっかくホテルの照明が暗く、副会長になって太った為黒色スーツが着られず、ウエストを太くした紺色スーツでごまかしているのに、そんなにライトを浴びせられてはばれるではないか。ええい。
たどたどしい私の挨拶に、会場からは失笑が漏れたのであるが、サッカー部員からは「よかった」と言ってもらえた。なんとか乾杯までこぎつけ、無事役をつとめられた(はず)。
主賓にあるまじきたどたどしい挨拶に、主賓席でも失笑気味であったが、まあ私にこういう挨拶をさせるM島君が悪いのである。
後はよどみなく披露宴はすすみ、横の席に座っておられた二人の方の気配りもありそりなりに話もさせてもらい(私の話はきっとつまらなかったであろうが)、すばらしい披露宴は三時間半ほどで終わったのであった。
終電になんとか坊主頭のUっちーと乗り込み、二人でまたグリーン車で酒盛りをして帰ってきた。
暑い暑い一日であった。