読書日記「百年の孤独」
少し前の話だが、ボブ・ディランがコンサート前に時間があるので会場の近くをうろうろしていたら、若い警察官に職務質問をされたというニュースを見た。2人は、名前をディランに聞いて、ディランが、「ボブ・ディラン」と答えても知らなかったようで、わざわざホテルまで着いて来て怪しい人物でないとわかってようやくディランから離れたそうだ。ディランってもう68歳なんだ。
しかし、ディランを知らないとはディラン自身も苦笑するしかなかったであろう。
まあ、そこそこ歳がいっているのに、あの風貌だから、警官も「怪しい!!」となったのであろうか。
それが記事になるところもディランはすごい。
かくいう私も何回か職務質問を受けたことがある。正月に雪が降ってスコップが必要なくらいであった時に、自宅にはスコップがなかったので近くのホームセンターまで大型スコップを自転車で買いに行って、エコの観点から袋に入れてもらわず、自転車のかごに入れてキコキコこいでいたら、警官に呼び止められたのである。
職業は?どこに行く?そのスコップは?どこに住んでいる?と偉そうに聞かれる。
ムカッときたが、冷静に考えるとかごに大型スコップを積んで走っているのは怪しいかもしれない。
弁護士と言っても信じて貰えず、弁護士であるという身分証もなく、いくらこっちが怪しいと言っても偉そうに言われるので段々キレてきて、法的なことをべらべらと話をすると、警官もどうやら「怪しい人物」ではないとわかってきたようで、解放してもらえたが、あまりいい気分ではなかった。
ディランもいい気分ではなかったろうなァ…。