読書日記「百年の孤独」
オジサン達は地元の漁師さんであった。
「今頃淡路島に来ても何にも釣れへんよ」
「冬場は和歌山の方が元々ええなあ」
「あの防波堤はつい先日出来たばかりの防波堤で、特にあんなところには魚はおらんわ」
「防波堤の工事で魚が逃げたと思うな」
「釣り具屋に騙されたなあ」
があああん。そうだったのか。そんな情報だってどこにも書いてないもん。
それを聞いて、「中君に釣り場を探させたらあかんなあ。」とN村T雄。
何を言ってやがる。これまで私が選んだ釣り場で嬉々として釣っていたクセに。
ショックを受けつつ、帰路についた我々。
その後、S浜弁護士親子が釣りに来ることはなかった。
おわり。