読書日記「百年の孤独」
「そこをなんとか」という漫画がある。白泉社から、麻生みことさんという作者が書いておられて、単行本も何巻か出ている。
主人公は新米の女性弁護士で、キャバクラで苦学して法科大学院を出て弁護士を目指したが、就職先がなく、薄給で働くはめになるーという話である。
監修を弁護士さんがされていて、他のありがちなあり得ない弁護士漫画と一線を画している感がある。
私が代表をしている「法曹人口問題を考える会」(京都の弁護士を中心に集まっている会、ただし、3000人賛成とか反対とかいうイデオロギーを掲げている訳ではない)というものがあるのだが、その会合にお招きしたところ、心よく麻生みことさんは来て下さった。
随分前の話だが、単行本2巻には、私を含めて当日列席した弁護士の名前が掲載されている。
破格の厚遇というべきであろう。
漫画としてもどんでん返しあり、ホロリとさせられる話あり、で、大変面白い。
是非ご一読されたい。