読書日記「百年の孤独」
最近、事務所をすぐ退職して、次の事務所に移転する弁護士が増えているようである。
就職難のご時世で、意に沿わない就職をしたが為に、やはり実務についてから耐えられなくなるというところがあるようである。
まあ、その事務所に勤務していると過労死してしまうとか、給与をいわれなく減額されるとか、ボスが精神記手におかしくなった等の理由がなければ、いくら腹の立つ事務所でも、3年は勤め上げた方がいいであろう。最低2年は勤めるべきではないか。
人の見る目というものがあり、最初に移籍してしまうと、こらえ性のない人間だと思われて、後々の弁護士人生にあまりいい影響を及ぼさないように思われる。
もちろん、入所してはじめてわかる異常なこともあるであろうから、多少のことは我慢すべきという趣旨に捉えて欲しい。
私自身は勤務弁護士の頃激務で身体をこわしたこともあったが、やはり途中で辞めず(実のところ事務所を辞めるというのはあまり考えたことはなかったが。きちんと勤め上げて独立するつもりであったので)、勤め上げてよかったと思っている。
最高時は事件が200件(しかも動いていて、出張も全国に30ヶ所くらいあった)もっていて、事務所の売上のほとんど全てを自分であげていた時期もあったが、今となってはそれが独立後に役立ったと思っている。
石の上にも3年とはよくいったものではないか。