読書日記「百年の孤独」
小さいころから、片付けるのが下手だった。
今でも下手で、事務所の机はそのためにかなり大きいものを入れている。コクヨのシンプレックスというシリーズで、L字型の机に、サイドデスクを置いて、コの字型で180センチ×180センチくらいある。パソコン仕様の机で、独立の時に思い切って買ったものである。
相当高かった記憶である。
しかし、その机もいっぱい物を置くので、作業スペースがほとんどない。整理したらよいのではあるが、なかなか性格的に整理できない。買ってそのうちに読もうと思っている本や、ラスカルのぬいぐるみ、お菓子等いろいろな物を置いているからである。もちろん仕事関係の書類や資料の方が多いのであるが。事務員のN西さんにはヤレヤレという感じで見られている。
片付けの極意は、出した時にすぐ片付けることのようだが、私の性格上、「あとでやろうっと」と思ってしまうのである。仕事に関しては先に先にという感じでするのだが、片付けだけは苦手で、訴状を作るときに証拠の整理はだいたい会議室で行っている。
よく、資料が埋もれて、「あの記録どこいった」と事務員にいうと、「先生の机でみましたけどね」と冷たく言われてしまう。さすがに事務員も奥底の記録や資料は見ていないこともあり、さんざん事務所中を探させたあげく、机の資料のそこから出てきたりする。まあ、ただなくなることはない。事件記録単位で保管しているので、ファイルの中の資料はまとめているから、ファイルがどこにいったかという程度である。