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コラム

試験対策法

2012年1月18日

コラムカテゴリ:法律関連

 私は試験に関してはほとんど失敗したことがない。
 舐めていて落ちた簡単な試験はあるが、まじめに取り組んだ試験では失敗していない。
 また、塾も行っていないし、司法試験予備校もほとんど利用したことがない。基本的に独学である。
 
 司法試験受験生のために試験の時に心がけていたことを書く。

 一つは、性格にもよるが、前日の夜は眠れないで当たり前と思うことである。人生がかかった試験の場合、眠ることが出来ないで当たり前と腹をくくって、数時間でも眠れたら御の字だと思ってふとんに入る。横になっているだけでも身体は休まるものだし、寝ていないようで気がついたらウトウトしていることもある。ただ、前日眠ることが出来ないかもしれないことを踏まえて、試験の前1週間くらいは、睡眠時間をたっぷりと取ることである。
 一日くらい睡眠時間が数時間少なくなってもどうということもないが、やはり慢性的な睡眠不足は当日の試験にたたるからである。
 試験前に詰め込むということもあるであろうが、私はだいたい試験前一週間は勉強は少なくして、脳を休ませて、試験当日に出来る限りのパフォーマンスが出せるように心がけていた。
 いくら模擬試験でいい点を取っていても、試験当日にそれが出せなければ意味がないのが本試験であるからである。

 あとは、試験にあまり入れ込みすぎると、当日がちがちになるので、どこかで、「この試験で失敗したからといって命を取られる訳ではない」と思うような腹をくくった気持ちを持つ事である。
 当日ベストパフォーマンスを出す為には、あまり入れ込みすぎると余計に実力が出せないものである。競馬でも入れ込みすぎている馬は負けるものである。
 そうした気持ちを持ちつつ、試験当日は出来る限りのことをするといういわば矛盾した気持ちが重要であろう。

 日常的な勉強でいえば、ある程度勉強の計画には柔軟性を持たせることである。
 長期間勉強しなければならない試験の場合、気分が乗らない時などもあるであろう。
 そうした時には、自分にご褒美を与えるということで、中期的目標を立ててそれがクリアー出来たら完全勉強オフ日を作るなど一定のメリハリを持つことである。
 そうしないと長丁場は乗り切れない。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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