読書日記「百年の孤独」
弁護士会の会派や仲のいい弁護士と旅行に行くと、相部屋になる。私はセンシティブなところがあるので、旅行に行くと寝付かれず、多少睡眠不足気味となる。
少しのいびきくらいであれば眠ることが出来るし、自分も多少はいびきをかくので(たまに自分のいびきで起きる)、それくらいであればよいのであるが、数年前Nクラブという弁護士会の会派で旅行に行った時の同室の人のいびきはすごかった。仮にS弁護士としよう。
私は旅行に遅れていくと、中さんとSさんは向こうやからと言われて見ると、ベッドが2つ並んでいた。Sさんは宴会が終わり寝る前に、「ふぉふぉふぉふぉ。私、いびきすごいんです」と言われてすぐに寝付かれた。
寝息を立てられてすぐに、今まで聞いたことのない爆音が響いた。爆音レベルはおそらく最大値の10であったであろう(何と比べてかは聞かないで)。そして、時々呼吸が止まり、突然バタバタと寝返りを打って暴れ出すのである。子どもでもここまで暴れはしまい。
また、ベットの隙間は15センチくらいしか空いていなかったので、このままではこちらのベッドに侵入されるのではないかという勢いであった。180センチ以上あるS弁護士が侵入してきたら、168センチしかない私は押しつぶされるであろう。ひえええ。
11時にベッドに入り、1時頃まで寝ようと努力していたが、寝られないのと、こちらに来られてはかなわんと考えて、私はS弁護士とは反対のベッドの横の壁との隙間に人1人横たわれるスペースがあったので、「下に降りればベッドの反射で少しは音がましかも」と考えて、下に浴衣とかけぶとんを敷いて、上から着ていたダウンをかけて寝ようと努めた。
30分ほどまどろむと、爆音のいびきが始まり、結局朝まで数十分寝ただけであった。
いびきをかく人は、どこかに疾患を抱えているといわれる。S弁護士は弁護士会の健康診断でひっかからないのかと疑問に思いつつ、帰途についたのであった。