読書日記「百年の孤独」
事件の相談を受けるについて、先入観をもって入るとろくな事がない。事前にFAXなどで資料を送ってもらうとしても、それは資料として読み、必要な検討はした上で、かつ、判例や法令を調べるのであれば調べた上で、相談に入るときにはそのようなことはいったん横において、虚心坦懐に相談を聞くべきである。
この証拠があるから勝てるとか、この筋の事件はこうにきまっているとか思いこんだ時点でそれにとらわれてしまう。
裁判官にはいろいろな見方をする人がいて、同じ証拠を見ても判断が2分することがあることを前提に考えなければいけない。
いざ相談に入ると、資料からはわからなかったことが多々出てくることがあるし、つっこんで聞いていくと経過一覧などに書かれていない重要な話が潜んでいることもある。
いかに先入観を持たず、白紙のような状態で聞けるかというのも相談にとっては重要である。
私が十分出来ているかは別問題だが。