読書日記「百年の孤独」
だいたいにおいて私は動物とか生き物が好きである。世の中には、とても優しい人なのに動物が嫌いな人もいる。私は別段優しくない人だが、動物は好きである。だいたい動物に好かれる。
小さい頃は動物というより昆虫だった。現在大阪家庭裁判所のあるところあたりが広い空き地となっていて、フェンスを乗り越えたりくぐったりして、季節が到来すると虫を捕りに出かけた。
トノサマバッタやショウリョウバッタ、キリギリス、エンマコオロギ、オオカマキリなど山ほどこの空き地で取れた。それを味付けのりの瓶の上に空気穴を空けて、土を入れて草とか枝とかをいれて小さい草むらを作出していた。
子どもは残酷なもので、カマキリも一緒に入れたりしていた。コオロギなどはカマキリに食われてしまうのである。卵をもったカマキリはそのうちその枝に卵を産み付けて、近所中に春になると小さいカマキリを大量発生させて嫌がられたものである。
雄と雌のカブトムシを買ってきて、卵を産ませて幼虫からさなぎにして、3年間ほど家にカブトムシがいたこともあった。この頃を思い出して、2年ほど前にクワガタムシの幼虫を自宅で育てたが、クワガタを育てるサイトなどをネットで検索すると山ほどあるのには驚いた。このクワガタは多少角が短いが、何とか成虫にすることが出来た。
残酷なこともたくさんした。イモリを買ってきたのはいいが、そのうち飼っているのを忘れて家の前に放置し(うちの母親はそんなイモリを面倒を見てくれるような人ではなかったので。実は喘息であった私に、「生きていたら息が苦しいことくらいあるわ」の一言で34年間私は喘息であることがわからなかったのであるから)、カラカラにしてしまったこともあった。