読書日記「百年の孤独」
弁護士はけっこう移動するので、靴にも皆こだわりがあったりする。
たまに男性雑誌で東京の弁護士が物凄く高い靴を履いて「今日はジョンロブをセレクトしました」なんていう記事があるが、東京の企業法務をしている弁護士は明渡の臭気漂う現場に行くだとか、泥だらけの現場に雨の日に行くとかがない為高い革靴が履けるのである。
私は基本的には柔らかい靴を履いている。K藤S一郎も同じである。高級革靴を買いたい気持ちもあるし、買って買えないことはないのだが、現場に行ったりたくさん歩くので、あまり高い革靴を買うのはもったいないと思ってしまうのである。
今はだいぶはきこんだおかげで、スペインのヤンコというメーカーの黒と茶のウイングチップを1つずつ履いているが、これは裏にラバーが貼ってあるので雨の日にも履けるのでよい。値段は5万円前後だったと思う(持っている靴の中では一番高い部類)。ただ、伊勢丹には最近ヤンコが置いていないので、また自分の足に合う靴ブランドを探さないといけないので憂鬱である。
後はフランスのパラブートというところのUチップ(茶色)を履いている。これは登山靴のように頑健という触れ込みであったので購入した。値段は6万円弱であった。裏がラバーなので雨の日にも履けるので気に入っている。
他には国産メーカーの柔らかい靴をいくつかもっているが、皆値段は2万円くらいである。
自分へのご褒美として高い革靴を買いたい気もするが、一般弁護士である私は事務所で「ジョンロブをセレクト」なんて気取ったことはいえず、現場や裁判所を駆け回るので、そうした靴は生涯買えそうにないと最近思うのである。
嗚呼。貧乏性。