マカロン

中隆志

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 今回は本当にどうでもいい話なので、弁護士とはなんたるかなどという話題や歴史シリーズ、釣りシリーズを愛読の人は決して読まないよう。

 ある日リプトンの紅茶のペットボトルを買ったら、どう見ても緑色のハンバーガーがおまけについていた。パンの部分も緑色で、中にも緑色のクリームが塗ってあるのである(もちろん模型)。ヘルシーなハンバーガーか?と思って不思議なおまけをつけるものだと訝しがって、何でこんなハンバーガーをおまけにつけるんやろと話をしていると、事務員のN西さんが、「それマカロンですね。ハンバーガーではないですよ。」と一言。

 なあああああにいいいい。これがハンバーガーではない?どう見てもハンバーガーではないか。
 と考えながら解説を聞くと、マカロンはフランスのお菓子で、いろいろな色と味があるかわいいお菓子なのだそうである。そういわれてリプトンのおまけについていた紙を見ると、確かに「マカロン」と書いてある。むむう。この紙を見ればよかったのか。恐るべしリプトン。
 37年の生涯で初めてマカロンというお菓子を知る私。当然に知っていたN西さん。さすがである。

 しかし、どうも携帯につけるものらしいのだが、携帯につけるにはマカロンはリアルサイズで、これを携帯につけようとは思わない。勤務弁護士のK野君に「つけてみる?」と聞くと「絶対に嫌です。」との回答。そりゃそうか。

 とりあえずN西さんにマカロンを一度買ってもらってきて食べたのだが、意外に美味しい。ピンクのマカロンとかいろいろ色があり、ネットで調べたらいろいろ種類もあるのである。恐るべしマカロンである。

 その時から数週間後、JRに乗っていると、横の席に「すいません」と声をかけながら若い女性が座ってきた。ちらっと見るとリクルートスーツ姿である。就職活動シーズンだしな…と思ってふとその女の子の手元を見ると、そこには携帯にピンクのマカロンがぶらぶらしていたのである。
 おお。マカロンをつけている子がいた。そう思った次の瞬間私の眼に入ってきたのは携帯をいじるその子の爪であった。爪にはチョコレートや人形がついていたのである。もちろん本物ではなく、ネイルアートの一環なのであろうが、「おいおい。それでは就職落ちるで…」と心の中で思いつつ、意外にマカロンを携帯につけている人は多いのかもしれないと思った春先なのであった。

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