読書日記「百年の孤独」
弁護士をやっていると、様々な研修案内が来る。私は基本的に人の話を聞くのが嫌いなので(大学を卒業するまで塾に行ったことがなく、独学でやってきた為か)、研修は基本的に嫌いなのだが、それでもやはりためになる研修はある。だから出来るだけ絞って研修に行くようにしている。
そう、研修は闇雲に出ても全く身にはならないと思うのである。
まず、全く何も知らない状態で研修に行く。そこで、「こんな分野の事件はこうするのか」というイメージを学ぶ程度である。
具体的事件を引き受ける。具体的事件を引き受けると、事件で調べ物をすると非常に身になるので、ここで力がぐっと飛躍する。研修などなしに、いきなり事件を受ける場合もあるだろう。この業界はある程度場数を踏まないとどうしようもないところがあるから、事件の受け控えは避けたい。生の事件こそどんな研修にも勝るのである。
さらに、ある程度事件でノウハウも身についた時にもう一度研修に行ってみる。そうしたら、自分が知らなかったノウハウや基本的なところが欠落していたことがわかることもある。
そうした時は、愕然とするが…。