読書日記「百年の孤独」
どうでもいいことだが、私は寝相が悪い(今回のブログに何かを求めないでください。本当にどうでもいい話なので…)。前に何かで読んだところでは、寝てから動き回れるのはそれだけ元気が余っている証拠だということらしいが、自分ではそれほど元気だとは思わない。
私の同期でゼミもいっしょで検察官になったS井という男がいたが、この男は寝たら死んだように動かなかった。一度キャンプに行った時は本当に死んでいるのではないかと疑ったくらいである。
ちなみに、これまたどうでもいいのだが、このS井には頭の良さでは適わないと思っている。とてつもなく頭がよく、修習生時代に、若手検察官がある論告を起案させて添削しようと思ったところ、自分が天地がひっくり返っても書けないような素晴らしい論告であったので、「すいませんでした」と頭を下げたほどである。
法律家の能力は、頭の良さだけではなく、押しが利くとか、声が通るとか、とっさの機転とか危機回避能力とか様々な要素で決定されると思っているので(負け惜しみではない。けっしてけっして)、それだけで法律家としてやっていける訳ではないが、頭のよいことは素晴らしいことである。私などより頭のいい人はこの世にあまたいるであろうが、身近ではS井がだんとつである。
話が逸れたが、冬場は寝相が悪いと困る。
明け方に寒さで目が覚めるのである。
私の場合、布団はかろうじてかぶっているのだが、毛布がどこかに飛んでいってしまっている。この明け方の寒さで目が覚めた時に、1回起き上がって毛布を綺麗にかけ直して寝直すか、それともこのまま目覚ましがなるまで寒さに耐えて眠るかで苦渋の選択を迫られるのである。
あまりに寝相が悪いので、着たまま眠ることが出来る着ぐるみのような毛布(というかフリース)を買ったのだが、これはこれで寝ている時に自由に動き回れないので、からみついて目が覚めるのでお蔵入りとなった。
寝間着をやまほど着て寝るという選択肢も肩が凝る。
最近は、サッカーのベンチコート(長い目のコート)を布団の上からかけている。これはダウンコートなので軽い。毛布が飛んでも上にダウンコートがかかっているのと、上のダウンコートであれば引き寄せるのが簡単でもあり、暖かいので、ようやく明け方に目覚めなくなった。
羽毛布団を買えばいいという話しもあるが、今かけている布団は防ダニ布団で非常に高かったので(私はダニアレルギーなのである)、今の布団をお蔵入りさせる訳にもいかない。
そういう訳で、スポーツショップのバーゲンで1万1000円で買ったにもかかわらず、このベンチコートは、サッカーの時のコート、布団の上にかける、自宅で本を読む時に足にかけるなど大活躍のベンチコートとなっているのである。