読書日記「百年の孤独」
私が独立して事務所を構えたのは平成14年9月であるから、丸8年が経過したことになる。
私が独立した頃は、パートナーになる人が半分、独立が半分というような感じだった。
しかし、最近は独立が減っている。独立してもその先の経営がどうなっていくか極めて不安だからであろう。
私が独立した頃に比べても、独立しても厳しい時代になっている事は間違いない。
また、法律事務所も依頼者のニーズに応えられるように、ある程度の弁護士で事務所経営をしていく方が良いことは間違いない。
これからの時代は、パートナーになれるのであれば、正直なところパートナーになった方がよいと思う。
独立にはかなりお金もかかる。
弁護士は自由業なので、仕事がなければ終わりである。
正直なところ、3000人の合格者など出しても仕事はない。開拓をすればよいと日弁連は言うし、開拓は必要であろうけれど、限度というものがある。
また別途書きたいと思うが、過疎地に弁護士のニーズはそれほどない。過疎地に弁護士が多数押し寄せても飯は食えないのである。
いかに良い事務所(ビシネスロイヤーという意味ばかりではない。町弁でも良い事務所は多々ある)に入り、そこでパートナーになれるかという時代が到来してきたように思う。
ただ、パートナーになったからといって安穏とはしていられまい。
これからはどんどん独立が難しい時代になっていくであろうが、私の頃は合格者が600名だったのであるから、まあ仕方ないのであろう。