読書日記「百年の孤独」
電車などに乗っていると、もの凄い香水というかオーデコロンの匂いをさせている女性がいる(最近は男性もいるし、私も時々夏場はオーデコロンはつけるが)。
日本人は(たいてい)湯船に入るので、毛穴から老廃物が流れ出るから、体臭がない民族であるといわれる。もちろんワキガなどで例外はあるが、大半は体臭がないのである。人種的なところもあるし、食生活的なこともある。
欧米で香水をつけるのは、湯船につかる習慣がないので体臭が残りやすいこと、肉類を食べるので体臭がきついため、香水をつけるといわれている。
通常の日本人であれば、あれほど香水をつける必要はないのである。もちろん、湯船につからないとか、完全に食生活が欧米化しているというのであれば別であるが…。
平安時代などに、貴族が自分の着物に香を焚きしめたのも同じ理由である。当時はまだ風呂に入る習慣がなかったから、匂いを消すために香を焚きしめたのである。
体臭が気にならないのであればあまり香水をつけすぎるとかえって敬遠されるのではないであろうか。
ものには適量というものがあるのだ。