読書日記「百年の孤独」
裁判所に提出すべき証拠や書面などの期限を切られることがある。
そして、提出期限の一週間前になるとFAXが送られてきて、提出期限を過ぎるとまたFAXが流れてくる。時には裁判所から連絡が入る。
私は1日、2日の遅れであれば特に連絡はしないが、大幅に遅れるときには裁判所に電話かFAXを入れるようにしている。依頼者が病気であるとか、そのほか様々な理由で書けないことがある。
一方、裁判所も指定した判決期日を延期することがある。こちらは一方的である。
しかし、判決がたびたび延期された結果、控訴審継続中に相手の会社が倒産してしまい、回収できなかったケースもある。
代理人弁護士にはスピードを要求しておきながら、裁判所の判決の延期には(正統な理由があるときはあるであろうが)、特にサンクション(制裁)はなく、裁判所内部での出世などに響く程度である。2ヶ月以内に言い渡しをするようにとの努力義務規定はあるが、あくまで努力義務である。
裁判所も判決を遅滞したときには、様々な問題が発生しうることを認識して欲しいものである。