読書日記「百年の孤独」
少し前に、酔っぱらって帰宅したらチェーンロックがかかっており家に入ることが出来なかったので、腹いせに自分の自宅に放火した男が逮捕されていた。ほかでも彼氏の自宅に腹いせに放火した女子高生の記事ももみたようにおもう。
人が住居として使用している建造物に放火する罪で、放火は危険性が高いので重大な罪となる。腹いせに放火などというのは普通は考えられないが、腹いせに放火して塀の中で暮らすことになれば本人としても予想外ということになるのではないか。火の危険性を認識して欲しいものである。
かつて、現住建造物放火の事件をやったときに量刑資料を調べたが、責任能力に問題がない事例で執行猶予がついている事件はなかった。すなわち、前科前歴などなくとも、「即実刑」という罪なのである。
私がやった事件も責任能力には問題がなかったので、出来る限りの情状弁護をした。公共に対して危険を及ぼす罪なので、とにかく危険が顕在化したと思われる近隣の方々に真夏の暑いときに頭を下げて回り全戸の嘆願書を取り付けたりした結果、執行猶予を勝ち取ったことがあるが、基本的には量刑資料からも明らかなように、実刑となり即刑務所に送られる事件だと覚悟しておいた方がよいであろう。
江戸時代であれば即死刑であったのである。くれぐれも放火はやめていただきたい。