読書日記「百年の孤独」
私が取り扱わない分野の一つに知的財産法がある。著作権の訴訟を1件やった程度で、あとは簡単な相談をやった程度である。
こうした訴訟には膨大な労力がかかるので、一般の弁護士事務所では割に合わないと思う。何件も事件を抱えている中、知的財産関係に避ける時間もない。
私は町医者的な弁護士であるが、町医者と一般の弁護士が違うのは、町医者だと検査などをする設備がないということで、大病院を紹介されることもあるが、弁護士は町医者的弁護士でもほとんどの事件を手がけることが出来るところである。その意味で、数が多くいる事務所がよいとも限らないし、1人でやっているからよいとも限らない。
ほかにも医療過誤の医者側はやらないとか、外国人関連の事件はやら(やれ)ない(消費者被害・犯罪被害者支援で時間が取られて、そこまで時間が取れない)というようにだんだんその分野はやらないという分野が出てくる。その分野の事件があるときは、そうした分野に詳しい弁護士を紹介している。
ただ、医者に比べれば、出来ない分野というのは意外に少なく、たまに交通事故はやらないとかいう弁護士もいるが、これは珍しい方で、離婚、多重債務、交通事故、借地借家、相続、貸金事件などはどの弁護士でもある程度はやるので、あとは個々の弁護士の能力とフィーリング、説明がきちんとなされるか等を考慮して依頼することになるのであろう