読書日記「百年の孤独」
事務所には日々ファックスで書籍の案内やトナーの案内などが来るが、私はこうしたファックスを契機として購入したことがない。ファックスじたいは、パソコンから住所録の一覧表か何かを差し込み、自動送信しているものと思われるので、相手方の手間はほとんどない上、電話料金だけで宣伝出来るので効率的と考えているものと思われる。
しかし、細かい話をいえば、ファックスを受信するとこちらにトナー料金がかかるのである。1枚4円であったか5円であったか忘れたが、紙もこちらの紙であるからこちらに経済的負担を強いているのである。たとえばであるが、年間に1000枚のこうしたファックスが来るとすると、こちらは拒否できないのに5000円のトナー料金と、1000枚の用紙代の負担をかけられていることになる。
私がここでいいたいのは、そうした費用がかかることを問題にしているというよりは、その企業姿勢が問われるのである。相手に少額とはいえ経済的負担をかけて宣伝をするというような横着な企業には誰が注文するかいと皆思うのではないかということである。
私はこのような理由から、いまだかつてファックスから注文したことがないのであるし、今後もする意思はない。
破産管財人になると、どっとファックスが送られて、「不動産購入希望」とか、「動産買い取り希望」などが来るが、これにしたところで同じであり、自らの費用負担でもって宣伝をするか、足を使って苦労していないのは横着である。これらの宣伝方法は、逆に電話代や人件費が無駄であるからやめた方が無難である。
その意味で、郵送してくるものは開封して見るようにしている。注文するかどうかは別問題であるが。足を使ってと言ったが、突然の訪問もある意味こちらの都合を聞かず、その応対に事務員は仕事の手を止めて応対しなければならないから、横着だといえるであろう。
同様のことは電話にもいえる。電話もこちらの都合を聞いていないからである。突然電話してきて、セールスをする電話は、「切りますよ」と言って相手が話をしている途中でも私は切ってしまうのである。