読書日記「百年の孤独」
こんな世情であるが、日本人の親切も捨てたものではない。先日、クリーニングのタブをつけたままのズボンを履いていたところ(当然私は知らないで履いているのだが)、駅で女性が寄ってきて、「クリーニングのタブがついているので切ってあげます」といって切ってくれた。
私はクリーニングのタブをつけたままのズボンを履いていたり、おろしたてのスーツの糸を切るのをついつい忘れたまま着ていて、よく女性(私の母親か少し若いくらい)に注意をされてしかも糸やタブを切ってもらえる。
だらしない私を見てやむにやまれずというところなのであろうか、しかし、こういう日本人の親切というものは、受け継がれていかなければならないと思うのである。
かつて、あるフランス人(外務省の大使であったか文学者であったか?)世界が滅亡するとしても最後まで生き残って欲しいといわれた民族である日本人のこうした美徳というか陰徳を施すという性格は未来永劫のものであって欲しいものである。
そのために、世界の中ではお金だけ出さされていいようにされているが