読書日記「百年の孤独」
少し前に鞄の話を書いたが、あまりに重たい鞄は普段持ち歩くにはつらい。夏場は汗がだらだら流れるし、余計につらい。そのため、最近は通勤鞄と裁判所や弁護士会に行くときの鞄を変えている。
通勤鞄にはいろいろ入れているので、それなりに重たい。鞄だけで1.6キログラムある鞄なのでこれにいろいろ入れると3キロくらいにはなるだろう。これに記録などを入れると重たいので、通勤の行き帰りに使い、日中裁判に行くときなどは軽い鞄(フェリージのブラウンのナイロンブリーフ)に財布と携帯電話と手帳と記録又は資料だけを入れている。あと突然の雨が降ってきた時に備えて折りたたみ傘。
おかげで裁判所の行き帰りの暑さも少しましである。ただ、先日寺町のパン屋で昼ご飯を買おうとしたら財布を入れ忘れていて焦ったことがあり、入れ替えにはこうした危険が伴うので要注意である。ジャングルを進む川口弘探検隊のように細やかな心遣いで入れ替えないといけない(意味不明)。
フェリージのナイロンブリーフは、独立前後にそうした使い道をしようと買ったので、五年以上使用していてかなりくたびれてもいた。時には重たい記録も入れるので、少しほころびも出ていたので、フェリージも使うのだが、同様の用途にするために、新しい鞄を買った。どんな鞄かはナイショである。裁判所の行き帰りの私に出会った人だけが知ることが出来る(別に知らなくてもいいとつっこまれそうだが)。鞄の重さが0.8キロと軽いので、楽そうである。色は黒色。完全に業務用鞄である。
私が弁護士になって2年目くらいに、ウンウンいいながら重たい鞄(まだ誰も買っていなかった頃のトゥミ)を持って歩いていたら、ある高齢の先生が、「中先生、歳いってきたら、風呂敷が一番らくやで~。歳いってきたら鞄の重さがたえられへんねん。」と言っていたが、軽い鞄を使い出したのが、決して歳のせいではないと信じたい戌年の私なのである。