読書日記「百年の孤独」
離婚に伴い、養育費が決定されたり、判決で養育費の支払いが命じられることがある。
私の感触では、この養育費が支払われ続ける可能性はかなり低いのではないかと思う。
時が経過して、(多くは)男性側も新しい家庭を築いたりすると、支払わなくなってしまうのである。もちろん、裁判所の調停や和解、判決で養育費を取り決めている場合には相手の財産に強制執行をすることが出来るが、相手が仕事を辞めていたりすると、回収することが不可能となる。
そうすると、多くは妻側は、アテにしていた養育費の支払いがなくなったがために、消費者金融に走ったりしないと、生活が出来なくなるのである。そうした破産は割合多い。
これも婚姻費用分担と同じで一覧表があったりするのだが、時にはこの一覧表も、「絵に描いた餅」となってしまうのである。
日本の強制執行制度は抜け穴だらけで、まだまだ「逃げ得」を許しているところがあるので、厳しい対応を取れるような強制執行制度の確立がなければ、いくら司法制度を改革しても意味がないと思うのである。