読書日記「百年の孤独」
法律相談は非常に勉強になり力がつく。中には風変わりな方もおられるので、いかにして理解してもらって了解してもらえるか現場で工夫しないといけないので、ある意味尋問のトレーニングにもなると考えている。
勤務弁護士の頃は、次の勤務弁護士が入ってくるまではボスの相談はほとんど行っていた。自分から交代する場合もあったが、たいていはボスが自分の相談のところに既に予定を入れているのを見て、こちらが気をきかせて予定を入れていないでおいて「この相談誰がいくんですか」と聞くと、「はあ~」と言って「ホンマや、いけへんわ~」と言われるのであった。どこまで本気かよくわからないのである。
ただ、法律相談に行くと勉強になるため、勤務弁護士はボスの分も進んで法律相談に行くべきであろう。それに、何年も弁護士をしていると、次々にやってくる相談者を聞くのも確かに疲れてくるのである。
私も昔は何とも思わなかったが、喘息の持病が最近発覚した私にとっては、喘息で調子が悪い時の相談は本当につらい。息が出来にくいから当たり前ではあるが…。
ボスが2人いる事務所で、自分の分と3人分行かされている先生の話を聞いたが、それはさすがに悲惨である。裁判や打ち合わせを入れていけば、起案する暇もないであろう。