マイベストプロ京都
松田貞次

ホームインスペクション(住宅診断)のプロ

松田貞次(まつださだつぐ) / 建築士

有限会社マツユウ住宅(一級建築士事務所)

お電話での
お問い合わせ
075-932-1951

コラム

ホームインスぺクションのあれこれ 基礎編1

2021年1月20日 公開 / 2021年4月9日更新

テーマ:住宅診断(ホームインスぺクション)

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅

基礎って

住宅や店舗、事務所等の使用目的や

木造、鉄骨造、RC(鉄筋工ンクリート)造等構造

を問わず、建物の中でも一番大切な部分だと言う事は

誰もが理解している事でしょう。

ホームインスぺクションを行う中で

基礎についての判断は困難を極めます。

ほんと・・

大事な箇所だけに依頼者への説明の仕方ひとつで

購入判断を大きく左右してしまうので

インスぺクターとしても慎重な判断と説明が要求されるんです・・

ここでは木造住宅の基礎について取り上げます

最初に確認する大きなポイントは

「鉄筋が入ってるか入っていないか?」

良く現場や建築の歴史を知らない人には

鉄筋が入ってない(無筋基礎) =(イコール)欠陥住宅(手抜き、粗悪、安物)

と言う勘違いをされてる人がいます。

確かにいま新築で家を建てる時に無筋基礎はありませんが

基礎に鉄筋を入れるように義務づけられたのは

昭和56年6月の建築基準法改正からです

それまでは任意でありその頃の良い建物のように言われていた

金融公庫仕様の建物も無筋基礎もあったと思われます。

上記の理由で中古住宅で無筋基礎があってもなんら不思議でも

違反や手抜きでも無いのです。

ときおり40年近いクラックが入ってない無筋基礎を見かけることもあります。

いぜん欠陥住宅の相談を受けた弁護士が

私に基礎に鉄筋が入ってなかった事を「欠陥住宅ですよねー」

て断言していました!

このようにホームインスぺクションを行うには

いつの時代にはどのような建築様式だったのか

知っておく必要があります。

次回は基礎のクラックの内容について

深く書いてみたいと思います。

公認ホームインスぺクター

松田貞次






 

この記事を書いたプロ

松田貞次

ホームインスペクション(住宅診断)のプロ

松田貞次(有限会社マツユウ住宅(一級建築士事務所))

Share

松田貞次プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
075-932-1951

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

松田貞次

有限会社マツユウ住宅(一級建築士事務所)

担当松田貞次(まつださだつぐ)

地図・アクセス

松田貞次プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の住宅・建物
  4. 京都の住宅その他
  5. 松田貞次
  6. コラム一覧
  7. ホームインスぺクションのあれこれ 基礎編1

© My Best Pro