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ホームインスぺクションのあれこれ 基礎編1

松田貞次

松田貞次

テーマ:住宅診断(ホームインスぺクション)

基礎って

住宅や店舗、事務所等の使用目的や

木造、鉄骨造、RC(鉄筋工ンクリート)造等構造

を問わず、建物の中でも一番大切な部分だと言う事は

誰もが理解している事でしょう。

ホームインスぺクションを行う中で

基礎についての判断は困難を極めます。

ほんと・・

大事な箇所だけに依頼者への説明の仕方ひとつで

購入判断を大きく左右してしまうので

インスぺクターとしても慎重な判断と説明が要求されるんです・・

ここでは木造住宅の基礎について取り上げます

最初に確認する大きなポイントは

「鉄筋が入ってるか入っていないか?」

良く現場や建築の歴史を知らない人には

鉄筋が入ってない(無筋基礎) =(イコール)欠陥住宅(手抜き、粗悪、安物)

と言う勘違いをされてる人がいます。

確かにいま新築で家を建てる時に無筋基礎はありませんが

基礎に鉄筋を入れるように義務づけられたのは

昭和56年6月の建築基準法改正からです

それまでは任意でありその頃の良い建物のように言われていた

金融公庫仕様の建物も無筋基礎もあったと思われます。

上記の理由で中古住宅で無筋基礎があってもなんら不思議でも

違反や手抜きでも無いのです。

ときおり40年近いクラックが入ってない無筋基礎を見かけることもあります。

いぜん欠陥住宅の相談を受けた弁護士が

私に基礎に鉄筋が入ってなかった事を「欠陥住宅ですよねー」

て断言していました!

このようにホームインスぺクションを行うには

いつの時代にはどのような建築様式だったのか

知っておく必要があります。

次回は基礎のクラックの内容について

深く書いてみたいと思います。

公認ホームインスぺクター

松田貞次






 

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松田貞次
専門家

松田貞次(建築士)

有限会社マツユウ住宅(一級建築士事務所)

二級建築士、宅地建物取引士、2級施工管理技士、木造耐震診断士など、さまざまな資格を保有。長年の経験を生かし、公正で丁寧なインスペクションを実施する。

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