「塾ジイの日記」3 ー学習計画策定の基本ノウハウー
出口利光(でぐち りこう)と申します。40年間進学塾で教鞭をとり、5年ほど前に定年退職しました。今では自宅のアトリエで趣味の油絵を楽しむ傍ら、近所の小中学生に勉強を教えています。最近親御さんや子ども達から学習や受験に関する相談を受けることが増えました。この度、子どもやその親御さんに伝えてきた学習や受験のノウハウが本当に妥当かどうかを自らで立証すべく行政書士試験を受験することにしました。これまで自身が発信してきた他人に向けたアドバイスや指導に則った行動を取ることにより、当事者としての感じ方や課題をこの日記に綴っていこうと思います。
木を見て森も見る
1月23日(火)
昨日はアトリエの机の整理に2時間ほどかかってしまった。ビールを3杯に抑えるつもりが気が付けば5杯になっていた。ふらふらになりながらも何とか「作業場」は確保できた。教材は科目ごとに分類し、それぞれのケースに色を付けて検索しやすくした。
テキストやプリントを探す時間は学習効率を阻害する要因じゃ。このひと手間が後々威力を発揮する。あと教材は全てに氏名を書いた。現役時代新年度のガイダンスで生徒に言っていたな。「必ず名前を書くように」と。これは単なる紛失防止のためではなく、今後自分と関わる教材を「パートナー」にするための儀式という意味で指導していた。
さて、次はいよいよ学習計画策定だ。まずは全体像の把握じゃ。今年の本試験はおそらく11月10日(日)だ。そこから逆算して考えると…。基本講義が終了するのが8/11。模擬試験が9/1、9/15、9/29か…。そうすると10月以降の本試験までの約40日間にやるべき学習ネタを仕込んでおく必要がある。この期間にいかに効率よくアウトプットのトレーニングを実行できるかがこの試験の最大のポイントであるように思える。これは入試と全く同じじゃ。模擬試験・問題集の不正解だった【設問・答案・成績表】の情報を整備・集約しておく必要があるな。
☞「塾ジイの部屋」6 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5119313/
☞「塾ジイの部屋」12 https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5152431/
この期間以前の学習は日々の講義内容のアウトプットによるトレーニングに徹するのが良かろう。よし、これで森の部分は完成じゃ。次は木の部分(日々の学習計画)を考える必要がある。その前にエネルギーを補給しなければ…。昨日仕入れたミルク焼酎で栄養補給じゃ。
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